湯川秀樹 『物理講義』 - ゆる~り、ゆるゆると~

湯川秀樹 『物理講義』

私がちょうど読んでいた湯川先生の本は、『物理講義』です。

物理講義

先日、ある理系大学院生さんのHPでこの本を読んで感動したと
書いてあるのを読みました。

あっ、これは、私が高校時代に読んだ湯川先生の本に違いない。

私はこの本に感銘を受け、大学で物理を学びたいと理学部物理学科を
志したのです。
私は理系で数学と物理が好きでした。
結局、行ってないですけど、物理学科(^^;;

本の内容はすっかり忘れてしまっていましたが、
高校生の私はこの本のどこにそんなに感銘を受けたのだろう?
そう思って、改めて買って読んでみることにしました。
企画展のときも、この本はバッグに入ってました。

ただ、この本でまず間違いないはずだけど、表紙はこんな青かったかなあ
とちらっと思ったんです。
でも、『湯川・朝永企画展』で、見覚えのある本を見つけ、やはり「物理講義」
だと確認できました。
当時持ってたのは単行本ですが、文庫本になって表紙デザインが
変わったのですね。

読んでみると、内容が難しいんですけどー。
講義の内容全然わかんない_| ̄|○

それもそのはず、これは理工系の大学院生を対象とした、
3日間の物理の講義をほぼそのまま収録したものなんです。
難しい理論がたくさん出てくるし、大学院生でも物理系専攻で
ないとついていけないんじゃないかな。

高校生が読む本じゃありません。
きっと、あのノーベル賞の湯川先生の本ってだけで買ったのでしょうね。
当時の私もきっとなんもわかっちゃいないんだけど、
物理学科を志望するかっこいい理由が欲しかったんだと思います。

ただ、監修している原治先生があとがきで書いてます。
この本は物理学全般の知識を前提としており、理工以外の
分野の人には困難もあると思われるが、通読するのに、
その一々にこだわる必要は必ずしもないように思われると

そうなんです。理論はちんぷんかんぷんなんですが、
なぜか読み進めていくことはできるのです。
そこは、湯川先生のお話のうまさなのでしょう。

この講義は「すでに創られた物理学」の概説ではなく、
これから「創りだす物理学」を目指して語られています。

ニュートンなど物理学の先駆者たちも、後から見れば
すっきりとしたきれいな理論を確立したように
見えるけれど、やっているときは試行錯誤、悩みながら
やってきたんだということ、
講義する立場でもここら辺は私もようわからんのですと
素直に言っちゃうところ、
脱線してユーモアをまじえて語られるところ、
何よりも先生が楽しそうに物理を語られるところ、

そういう湯川先生に感動したのでしょう。

今の私は、研究というのがどんなに大変かわかるので、
これを読んで、私も物理やりたいっという気持ちにはな
れませんが(^^;;


昔読んだ本を改めて読むというのもいいなあと思いました。


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